Takayuki Ino
伊野孝行

笑い三年、泣き三月。(全12点)

木内昇さんの直木賞受賞後第一作「笑い三年、泣き三月。」のカバー、扉の絵を描きました。旅芸人、復員兵、戦災孤児の3人が中心となる登場人物で、安劇場にひろわれて、踊り子のぼろアパートで共同生活をはじめます。戦後復興期、無秩序で混沌とした時代にこそ、ギラリッと光る人間の逞しさ、やさしさが「エロに燃えて笑いに悩む」登場人物たちを通しておかしみと哀しみになって読む者を楽しませてくれます。(装丁/大久保明子)

クライアント名 : 文芸春秋社

関連サイト : 木内昇さん「笑い三年、泣き三月。」インタビュー

  • カバーを全部広げるとこんな感じです。
  • こちらは2種あったラフ案のほうのひとつ。「本の話」という文芸春秋のPR誌で使われました。
  • 第1章「浅草の灯」
  • 第2章「芸道一代男」
  • 第3章「真実一路」
  • 第4章「人生とんぼ返り」
  • 第5章「命ある限り」
  • 第6章「その前夜」
  • 第7章「決戦の大空へ」
  • 最終章「また逢う日まで」

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