kimura keiko
木村桂子

NEWSニュース

2010.08.17

Hirschfeld宅

今、ニューヨークに来ていますが、先日ハーシュフェルドさんのタウンハウスに行く機会がありました。

彼は99歳でなくなる何日か前まで絵を描いていたそうです。

ご自宅には、最後の奥様のルイズさんが住んでいらっしゃいます。

一階はキッチンとダイニング、2階は社交的なハーシュフェルドさんが大勢のお客様をもてなせる広いリビングルーム。若い頃に旅したバリ島などのマスクや彫刻がたくさん飾られていました。3階はいよいよ彼のアトリエ。北向きの窓を左に天井には大きな作り付けの明かり。木製の仕事机は刃物で削ったようなペンの跡がザラザラと刻まれ,絵の具の跡も。机自体がコンセプチュアルアートのように彼の仕事の長年の重みを伝えていました。そして有名な床屋さんの椅子。座らせてもらって大感激の木村でした。いたるところに彼の絵や写真、コレクションが飾られていてミュージアムのようでした。写真はミセス ハーシュフェルドさんと。リビングルームの壁画の前で。