第17回 TIS公募

審査員から作品へのコメント

TIS Grand Prize TIS大賞

ゲレンデgelande

  • 透明な鉱物の中に閉じ込められたキラキラしたものに心を掴まれました。鉱物の形、色、中のモチーフ、影の伸び方などにより、鉱物という括りは同じながらに様々な異なった世界を作り上げ、確かな技術がその世界に説得力を持たせています。新しさと懐かしさが良い感じにミックスされていて、家に飾られる作品になることも、様々な媒体のイラストレーションの仕事も想像出来、この先も楽しみです。大久保明子
  • ゲレンデさんについては技術の確かさと、視点の幅を感じました。それは絵の強さに繋がっていると思います。寺田克也
  • 世界観が独特で、表現方法、描写力、全てにおいて抜きん出た才能だと感じました。カミガキヒロフミ/IC4DESIGN
  • 日常に溶け込む景色を独自の感覚で切り取ることで全く異質なものに見えてきて楽しい。見知ったものの新しい側面を見た時の違和感に出会う感動。サイトウユウスケ
  • クリスタルの中に閉じ込められた物語というのがいい。小さいモノの中にあって反射もしているので、ついジッと凝視してしまう。自分としては独創性を重んじるが、とても独創性があると思う。それでいてノスタルジックな雰囲気や、繊細で儚い印象もあって、色々と想像させてくれる。Jun Oson
  • 1位に選んだクボタさん同様、ずっと心に残っていました。どれも語りすぎることなく物語を想像させてくれるような、ワクワクする作品でした。竹井千佳

Gold Prize 金賞

NATUMINATUMI

  • 温もりのあるテイストと構図の面白さに惹かれました。特に女性の胸にとまっている二匹の鳥の絵にセンスを感じました。小山薫堂
  • 画面の切り取り方やモチーフの配置やパースが面白くて非常に気になった作品です。遠くからは顕著ではないですが、良く見ると確認できる手描きの温もりも良いです。応募作品の人物は横向きばかりだったので、他の角度やテーマの絵も見てみたいです。木内達朗
  • 見たいところが見えない構図とか、そこ見るんだっていう目線。敢えて外した感じがオシャレでした。五月女ケイ子
  • 大胆な構図がとても印象的でした。ワンちゃんのなんとも言えない表情にキュンとします。竹井千佳

Silver Prize 銀賞

加藤乃梨佳Norika Kato

  • 素朴でありながら誠実な線、そして優しい色合いが、「時間の宿るイラストレーション」につながっていると思います。一目見た時からずっと気になっていました。ぜひいつか、何らかの形でお仕事をご一緒させてください。小山薫堂
  • 加藤 乃梨佳さんの絵をじぶんでは大賞としてました。あっけらかんとした対象の切り取り方が痛快だったのと、質感が好みだったのです。寺田克也
  • 技術にしても見せ方にしてもしっかりした実力と説得力があって、評価されるべき作品と感じました。サイトウユウスケ

Bronze Prize 銅賞

こみひかるこHikaruko Komi

  • 描かれてる動物がとにかく可愛い。躍動感ある大胆なフォルムにディフォルメしつつも繊細さもあって魅力を感じました。活躍してくれそうな予感。サイトウユウスケ
  • とても気持ちよくて美しい。日本的でもあり欧米的でもある、不思議なバランス。人物は描けるだろうか?と想像してみたが、きっと問題なく描けるだろう。アナログとデジタルのバランスもすごく良いと思う。曲線が気持ち良い。Jun Oson

Shortlist 入選

青山 功

  • 好きです。部屋に飾りたい。カミガキヒロフミ/IC4DESIGN

太田マリコ

  • オシャレじゃない外国人をオシャレに描写してみせるところがカッコいいです。五月女ケイ子

kigimura

  • ひょうひょうとした線と軽やかな構図が楽しいです。全体に彩度が抑えられた少し篭った色と質感も綺麗で、どんどん他の絵も見たくなりました。大久保明子
  • 軽々と描いているように見えるその軽やかさが素晴らしいです。誰にでも描けそうでいて、なかなか描けないタイプの絵だと思いました。それぞれの要素の造形が研究されていて、かつ効果的だからではないでしょうか。木内達朗
  • モチーフの取り合わせが面白いです。それらを美しく昇華させてるところが素敵でした。五月女ケイ子
  • 洗練された色と形、かすかなユーモア。品のいいポップな作品です。 少しレトロな味わいがあり、ちょっとだけ憂いのようなものも感じられて魅力的です。吉實恵

クボタノブエ

  • 個性的なカラーと迫力のある構成が素敵でした。カミガキヒロフミ/IC4DESIGN
  • 一次審査で見た時から心を掴まれました。日常の風景なのに異空間でとても美しいです。特に色の組み合わせに感動しました。何度も作品を思い返してはときめいています。竹井千佳

小泉由美

  • 省略、デフォルメといったイラストレーションならではの良さを生かした絵だと思いました。一枚一枚の完成度も高く、渋め、明るめとそれぞれにまとめられた色も綺麗です。大久保明子

しまむらひかり

  • フラットな図面のよう描かれた人々の暮らしがまるでパズルのように思えてきて隅々をずっと眺めていたくなりました。サイトウユウスケ
  • こういったオブジェクトにはめ込みつつ絵を構成するというのは昔からあるタッチだが、全体的にそれを落とし込み、無理があるところもないところも楽しめるようになっている。描かれる人物が今っぽいので、新鮮な印象を受ける。よく見るととても複雑なことをしていることに気付かされる。アナログとデジタルのバランスも良い。Jun Oson
  • デザイン的なのに暖かくて懐かしい気持ちになりました。ほっこりします。竹井千佳

Marron (マロン)

  • 出品された作品は連作でしょうか。思わず世界観に引き込まれました。色使いも素敵ですし細かい部分のタッチ(と言うのかわかりませんが)にも見入ってしまいます。こんな絵本を見てみたいです。塩川いづみ

MIKITAKAKO Illustration

  • 潔いシンプルさと控えめな彩色で、この世界に生きていてどこを見ているかという、目の付け所が素晴らしいと思いました。イラストレーションとはものの見方、着眼点であるという良い例だと思います。木内達朗
  • 無口な感じでいて、そこはかとないユーモアが漂ってる空気感が好きです。 五月女ケイ子

米村知倫

  • ご自身が楽しんで描いている感じが伝わって、こちらも楽しくなりました。カミガキヒロフミ/IC4DESIGN

山中美実

  • 記憶の奥底に沈んでいた時間をサルベージしたような、不思議な魅力を持った作品。アートとして自宅に飾りたくなりました。小山薫堂

加藤千歳

  • まず景色の切り取り方が良いなと思いました。それと、描き込みの塩梅も良い加減なのか、画面がおおらかに見えて好印象だったので選ばせていただきました。塩川いづみ

紙谷俊平

  • 雑誌のイラストレーションの楽しさを感じました。こういう絵が一枚あると誌面が明るくなります。それぞれの絵の中での色のまとまりも上手いと思いました。大久保明子

船津真琴

  • 時間帯や季節感を感じさせる影の表現が上手いと思いました。小山薫堂
  • 単体で見るとそれほどではないのですが、まとめて見たときにとても強さを感じ、選ばずにはいられませんでした。その強さはどこから来ているかというと、独特の配色とコントラストによるものだと思います。少しレトロ感もあって、イラストレーションの楽しい部分が凝縮されている気がしました。木内達朗

マコカワイ

  • 光と陰をうまく使って人物の心情や生活感が表現されています。背景の小物にもこだわりが感じられて、全体に気持ちが行き届いているところが良いと思いました。吉實恵

南景太

  • 南 景太さんは独自のモノが見え隠れしていて期待値が高まりました。不安感をもたらす物語性というか、そういう匂いがよかったです。寺田克也
  • 物語が浮かんできそうなイラストですね。どんなテーマに対してもご自身の世界観で描けそうな方だなと思いました。中でもJの作品に惹かれ、選ばせていただきました。塩川いづみ
  • 画面の外へ絵の世界が広がっていきそうです。面白くてやや不気味で絵が上手。細部まで見入って楽しみました。このまま我が道を行って頂きたいです。 吉實恵

洞智子

  • ノスタルジックな雰囲気をまとっていて既視感はあるが、現代的な雰囲気もあってそのバランスが良い。こういった作風だと「丁寧で静か」というモチーフを描くものだと思うが、あえて「雑で激しい」ものを描いたところを想像したら、さらに素敵だった。とても気持ち良い絵。Jun Oson

山本祥子

  • 山本祥子さん。細部が集まって全体の力を増すような絵柄が好きです。博物学的な視点も好みです。寺田克也
  • 他のモチーフを描くとどうなるのかが気になりましたが、応募作はどれも色と構成がきれいです。ふっくらしたイカの愛嬌に引き寄せられて銅賞にしました。 吉實恵