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小池アミイゴ

NEWSニュース

2016.05.10

映像詩「立春より」

4月29日から5月8日まで、那須黒磯のSHOZO COFFEE のギャラリー tonari で、

那須の花を描いた展覧会「立春より」を開催しました。

その際に会場に設置した映像作品です。


立春の頃の那須を歩き見つけた花を描いた展覧会を開催と併せて、

SHOZOで働く若いスタッフとの絵のワークショップの依頼も受け、

実に丁寧な手順を踏んで開催した展覧会。


SHOZOという日本屈指の美意識の現場に向かうため、

ボク自身の東京での日々からも美しさを見つけてゆこうと、

SHOZOの姉妹店である青山のSHOZO COFFEE STORE の松本海央さんから、

日々の仕事や生活の中で感じた言葉を、立春の日より毎日届けていただき、

ボクはその言葉を心に放り込んでおいたからこそ気づく風景をスケッチ。


そんな作業も4月14日に発生した熊本地震を目の当たりに、

そのモチベーションをしぼませてしまったかもしれませんが、

それでも70枚を超えるスケッチを描き、

そんな作業の背景で心でループさせ続けたピアノ曲を添え、

9分51秒の映像にしました。


なんでもない日々の描写ですが、

こんな風景が不当に失われてしまうことのないよう、

もしくは、思いがけぬ自然災害で失うものがなんであるのか?

那須黒磯の美しい空間で、多くの方が静かにおつき合いくださった作品。


ぜひ、日々の一息の合間にでもご覧くださいませ。