TIS EXHIBITION

東京東 - シタマチ Discovery -

TIS EXHIBITION

23回目となる東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の展覧会。会の名称にちなみ、東京、それも会場の銀座を含む東半分の色濃いエリアがテーマです。来年の設立30周年を前に、江戸下町から継承された伝統と新しいエネルギーが混在するいま注目の景色を、163人のアンテナで描きあげます。
「東京東」再発見をお楽しみください。
 
2017年8月22日(火)~ 9月14日(木)
クリエイションギャラリーG8

主催:一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ
協力:クリエイションギャラリーG8久米繊維工業株式会社
用紙協力:株式会社竹尾

赤池佳江子

「下町の路地裏」

総武線のガード下に停められた人力車。
昔の下町のなにげない路地裏の風景を描きました。

秋山 孝

「下町せんべい」

ぼくの好きな下町の風情は木造の店のせんべい屋さん。
甘辛いせんべいの香りがするところ。
ガラス製の器から見える丸いせんべいが友達の顔にみえる。
甘じょっぱいいい味。

秋山 花

「緑の路面電車」

ちんちん電車。
いつか乗ってみたいな。
子供の頃、地元目白の千登世橋の上から都電荒川線を見下ろしていた。
住んでる町と下町とがつながるレール。
想像の世界はどこまでも膨らんだ。チンチン!

浅賀行雄

「お化け煙突」

見る位置によって煙突の数が4本3本2本1本と違って見えたのでその千住の火力発電所の建物を皆 「お化け煙突」 と呼んでいた。
1964年オリンピックの年お化け煙突はたった1日で解体、忽然と消えた。

浅妻健司

「路地裏の花園」

下町は名所を見てまわるのもいいけど、路地入って歩くのが好きだ。
何か面白いものが転がっているんじゃないかなと、ちょっとワクワクするし、そこから暮らしの一端が覗きみれるようで面白い。

浅野みどり

「old house」

谷根千あたりの古い民家をイメージして描きました。
家の前には様々な植木鉢に植えられた植物と、なぜかクーラーの室外機に猫が乗っているイメージがあるのです。

あずみ虫

「今戸神社」

縁結びで有名な浅草 「今戸神社」 です。
今戸は招き猫発祥の地ということで、沢山の招き猫が迎えてくれます。
ペアの招き猫があるのも今戸神社ならでは。
ご利益がありますように、と願いをこめて描きました。

あべ弘士

「ゴリラ ・ 下町の住人」

江戸時代から上野は聖地であり庶民のオアシスだった。今もそう。
3年前、上野動物園のコミヤ園長がいった。
「園長室から見る桜は上野で一番だぜ」 そこで園長室で酒宴となった。
もちろんゴリラも隣席した。

網中いづる

「博物館の窓の眺め」

漫画 『へうげもの』 を読んだ小学生が 「小堀遠州の茶室が見たい」 と言い、博物館へ。
この日は公開されておらず、窓から眺めることになりました。

新井苑子

「浅草寺の 「ほおずき市」」

夏の風物詩、浅草寺の 「ほおずき市」 。
宇宙に浮かぶ火星を発見!
赤い実をおおっている 「がく」 が枯れて、網模様になっていました。

飯田 淳

「ほろ酔いダウンタウン」

夕方5時をまわると御徒町が呼んでいる。
立ち飲み屋に行って熱燗を一本。
ほろ酔い気分でアメ横ぶらっとして、また明日ガンバローっと。

いざわ直子

「江戸っ子たちの旅」

北斎の世界から時間旅行してきた江戸っ子たち。
今の東京、隅田川を見て、どんなことを思うでしょうか??

石川えりこ

「かんけり」

「ちえちゃんも いっしょに かんけりするよ。
 わたしと いっしょに かくれよね。」

石山好宏

「公園」

上京後、蔵前と千駄木に住んでいました。
千葉在住の現在は子育て真っ最中で時間の余裕がまるでありませんが、東京に住んでいる頃はよくぶらりと近所を散歩していました。
浅草寺の裏の辺とこの公園は何故か落ち着く場所でした。

板垣しゅん

「SITAMACHI BRILLIANT」

江戸時代より長く受け継がれる江戸切り子グラス。
静謐な輝きが魅力。

井筒啓之

「柴又の渡し船」

本来なら 「矢切の渡し」 というタイトルが適当なのだろうけど、矢切は千葉側の地名。
東京東のテーマに合わないのでまどろこしいタイトルにしてしまった。

井筒りつこ

「空き地」

下町には空き地がありそうではないですか。
小さい空き地でポピーがたくさん咲いていそうではないですか。
子供と猫がいそうではないですか。

伊藤彰剛

「天水」

文京区にある史跡の天水桶。都心とは思えない静けさ漂う場所である。
4月の新緑は美しく、その木々や空を映すなめらかな水面。
しばらく観察していると、葉から落ちた雫が波紋をつくった。

いとう瞳

「休憩時間」

子供の頃、正月になると訪れていた下町の製缶工場。
当時の印象は窓もなく薄暗かった。
もしかしたら今後は明るい空間で、近くのドリップコーヒーも飲めるような町工場も増えていくかも。
ものづくり精神は変わらぬままに。

伊野孝行

「雨ふり」

昔の東京、つまり江戸は川、堀、水路がめぐる “水の都” だったらしい。
雨の日の江戸の下町を思い浮かべて、水彩絵の具で描いてみました。

上路ナオ子

「ちょいとリフレッシュ (深川不動堂→伊勢屋→夢の島)」

お不動さんにご挨拶をして甘味を買い夢の島へゆく。
ここにはユーカリの大木!の森があり絶え間なく鳥の声。 (遠くで車の音がしている)
スロープを抜けると杉重彦氏設計の第五福竜丸展示館がある。
勇気を与えてくれる骨太な味と場所だ。

ウエノ★アモーレ★ヒロスケ

「紳士と猫」

昔のお洒落な芸人が下町の飲み屋街を歩いているイメージです。
野良猫の住みやすい街でもあります。

えんどうゆりこ

「ふくろべえ」

今回のテーマをいただいた時、谷中銀座で2年前に購入したメガネケースのべっ甲模様を月の柄にしようと思いました。
東京の下町で育まれた、あたたかさと洗練さを感じる形や模様には、福が宿っていると思いました。

大久保厚子

「隅田川」

展覧会テーマと一緒に教えて頂いた東東京のウェブサイトを見て、小伝馬町から蔵前までのんびり散歩しました。

大高郁子

「砂町銀座商店街」

都営新宿線 大島駅から徒歩15分。
昭和の香り漂う商店街は江東区北砂在住の私にとってオアシスのような場所。
レバー1本50円の焼き鳥屋、大根3本50円の八百屋、コーヒー豆とマグロだけ売る店や、本格的なドイツパンの店もあるよ。

大野八生

「夕涼み」

暑かった夏の日。
裏道に入ると涼しげな風景に出会えました。

大森とこ

「デンセン」

私の住処はまさに東東京の下町で、問屋、ペンシルビル、近代ビルなどが入り混じっています。
そしてどこでも空を見上げると、電線が複雑に横切っておりとても象徴的です。

オカダミカ/micca

「月島」

東京月島ここは昔ハンバーガー屋があった通りです。
長い歴史が残っている東京。
昔のままのように見えても、そのままのものはきっとどこにもなくて。
路地を覗き見た時に感じる今と昔が交差するような感じを描けたらと・・・・・・。

小川かなこ

「ほおずき市」

浅草寺ほおずき市の二日間は東京のあちこちで赤いほおずきを抱えた人をみかけて毎年初夏を感じます。
このほおずき市の時浅草寺にお参りするとなんと四万六千日分の功徳があるとされてます。
今年は行きたいな。

奥原しんこ

「ヤシの花」

東京に出て来て25年西にばかり暮らしているけれど、意外と東に用事がある。
なんだか憧れる文京区、根津を歩いているとヤシの木がひょろりと立っていて、よく見ると花が咲いていた。
はじめて見たヤシの花。

音部訓子

「下町天使が舞い降りた」

生まれてからずっと下町に住んでいる。
私の居住地は名古屋ですが、人との距離感も適当に保たれ住み心地が良いと思っています。
東京の下町を歩くと子供の声が聞こえ、猫が気ままで居心地良さそうなのも同じだなあと実感します。

海谷泰水

「アクセサリーパーツの問屋さん」

いろんな問屋街が好き。初めての問屋街は浅草橋。
高校生の時、 『anan』 の記事で知り、学校をサボって行ってしまった。
文具、リボン、皮革、造花・・・・・・いろんなものが売っていたけど、中でもワクワクしたのはアクセサリーパーツの店でした。

影山 徹

「浅草駅 (一人乗り都電のある風景)」

アール・デコ様式が美しいこの建物、昭和初期建造で、一時期外壁が取り付けられ味のない商業ビル的外観になったが、東京スカイツリー開業にともない開業時の姿に復元されたのだった。
都電はおまけ。

加藤裕將

「TOKYO JIMBOCHO 1958」

東京といえば、幼い頃のはじめての記憶はたしか、自転車の荷台から見た 「おばけ煙突」 だった気がする。
今、となってはすべての記憶がぼおっとなって、連結トロリーバス、チンチン電車、三色カラーTV、どれもが脳内で渦巻いている。

川上和生

「鳩の街」

昔、玉の井、鳩の街を歩いた。
場末のさびれた雰囲気であったが、モルタルの装飾看板やタイルのあやしい建物がけっこう残っていた。色街の面影は、わずかながら感じられた。
永井荷風や吉行淳之介が歩いていたと思うと、不思議な感じがした。
絵は架空の、僕の頭の中の鳩の街です。

川村 易

「下町の祭り囃子」

テンテコ テンテコ 妖怪の祭り囃子は ヒュードロロ。
お囃子につられて姿を現した山父を先導に赤ら顔の目ひとつ坊。
しゅもく娘はおめかしして ヒュードロロ チンチン カンカン にぎやかに百鬼夜行の山車がやってくる。

管野研一

「Go for a walk」

フリーランスになって12年ほど中央区に住んでいました。
勝鬨橋から桜橋まで隅田川に架かる橋を散歩した思い出があります。
描いたのはドイツのヒンデンブルグ橋がモデルの清澄橋です。

北澤平祐

「はみだしもの」

はみだしてくるものを描きました

北住ユキ

「下町デート」

下町の老舗お団子屋さんでひと休みするカップルを描きました。
随分と前に行ったきりですが、小さいけれど立派な日本庭園があってゆったり気分になりました。
お団子も美味しかったなぁ。

北田哲也

「0nce upon a time」

落語や時代劇に出てくる下町。

北村 治

「法被」

作家の樋口修吉さんから、15年前に、遺品としていただいた法被を、着る機会がない。
こいつを、ひっかけて、昼酒で火照った頬を、隅田川の川風に吹かれながら、「てやんでえ」 なんて言ってみたい。

北村ケンジ

「CARD」

子供の頃、プロ野球カードや仮面ライダーカードを集めるのが好きでした。

木村桂子

「お散歩」

築地市場の豊洲移転が決まった。
豊洲の汚染問題もあるけど、やはり利権が最優先のこの時代に消される仕事や文化。
犬を連れてのお散歩も夢のまた夢だ。

木村晴美

「世界の風も日本の風も」

アルモニア・デル・サルトさんの記事を読んだとき、 「下町が世界とつながっている」 そう思い、わくわくしました!
そんな思いを絵にしました!

久木田知子

「Ameyoko」

東京出身だが下町にはあまり行かない。
マツコデラックスじゃないが自分の住む区とその周辺の区だけで生きている。
アメ横にも行ったことがないが、今のアメ横はきっと国際色豊かなのだろう。

国井 節

「渡船を待つ。」

対岸は築地明石町。
漁村の面影を残した佃の渡船風景は佃大橋の完成によってその姿を消した。

国分チエミ

「犬と東京下町さんぽ」

愛犬と東京下町散歩をした時の思い出がモチーフです。
隅田川の水上バス、スカイツリー、浅草寺、谷根千。
オシャレなカフェも増えていて、行くたびに新鮮な出会いがあります。
桜とイチョウとユリカモメは、東京都の花、樹、鳥です。

久保周史

「浅草、明治時代のスカイツリー」

今は無き 「凌雲閣」 を描きました。
なにより名前が良いでしょう?
その姿をこの目で見たかったなあ。

くまあやこ

「神田のロマネスク」

偶然、神田で見つけた 「丸石ビルディング」 。
植物や動物の装飾がとても美しく、しばらく眺めていました。
昭和初期に建てられ今も現役の近世ロマネスク様式の建築はとても珍しいそう。
設計は山下寿郎。
ずっと大切に残してほしい建物です。

熊井 正

「シタマチの庭」

下町は緑が意外とあって、家の前の街路樹の下にいろいろ植えたり、軒先などに植木がいろいろあって和みます。

久村香織

「牡丹」

実家が近所だったので、子供の頃から毎年初詣に出かけていた西新井大師。
牡丹の名所としても知られています。春になると、様々な種類の牡丹が見頃を迎えます。
色とりどりの大輪の花。圧倒される美しさです。

黒田愛里

「サンキュー河童」

昔、かっぱ橋は水捌けが悪く少しの雨ですぐ洪水になってしまったみたいです。
掘割工事が始まると、見かねた河童たちが夜な夜な手伝ってくれたとの説があり、優しい河童たちへ感謝を込めて描きました。

黒田 潔

「街」

浅草の雷門から隅田川に向かう街並みは、開放感があってとても好きな場所です。

桑原伸之

「東京下町アサニサイタ朝顔」

東京の下町には朝顔がとても似合っていると思い朝顔を中心に大きく描いてみました。

KUNTA

「姐さん粋だねえ。あたしゃ帰りだよ。」

今も昔も人情とか粋という言葉が映える町。
私の中では、時代小説や時代劇の中に登場するお姐さんたちが映える。

ケッソクヒデキ

「before the sights」

建造物は完成後よりも建造中の方が美しいと思える時があります。
何もないところに出来上がっていく巨大な建造物には美しさと畏怖を感じ、とても印象深い記憶があます。
今は逆に観ることができないその時の姿を描いてみました。

小池アミイゴ

「土砂降りの10月9日」

去年の10月、荒川土手を走るハーフマラソンにエントリーしたら、台風10号の影響で土砂降りの中でのスタート。
ヤケクソな気分で眺めた東京スカイツリーが霞んで見えたのがオシャレに思えて、可笑しかった。

小寺茂樹

「土俵の鬼」

巨人、大鵬、玉子焼きの時代に育った私は東京東と聞けば蔵前国技館。
数々の名勝負、土俵の鬼の勇姿に熱狂した。そしてまた新たな土俵の鬼の誕生!

古村耀子

「すみだ川」

『すみだ川』 永井荷風著。
隅田川を中心に現在でも馴染みのある下町の当時の姿が情感豊かに書かれている。

近藤圭恵

「ひと休み」

お団子、たい焼き、おまんじゅう。
素朴だけど嬉しくなるおいしいものがいろいろあります。
たくさん歩いたらひと休み。
甘いもの、いかがですか。

五辻みつる

「東京で一番好きなお蕎麦屋さん。」

蕎麦屋さんは昔から、今はやりの? 昼飲みができる所で、ここ、まつやは、爺さんに居心地良く飲ませてくれる店です。

ごとうえみこ

「ねこの金魚鉢」

最近、陶器の金魚鉢を買いました。
その中に昨年行って面白かった錦糸町河内音頭盆踊りを入れてみました。

ゴトウヒロシ

「帰りたくない夜」

谷中のよみせ通りで飲んだ帰り、駒込までいくつもの商店街を抜けて帰る道すがら、暗く静まりかえっているのは田端銀座である。
夜はほとんどの店がシャッターを閉め息を潜めているが、人気の老舗が居並ぶ通りは一人で歩いていても寂しくない。

サイトウマスミ

「行水」

江戸の食文化を今に伝える、どじょう。
どじょうの顔は鼻先がまるくてなんともかわいらしく、描いてみたいと思っていました。
猛暑に、どじょう達も少しお疲れ気味なのでは。
せめて冷たい水で行水でも・・・・・・。というイメージです。

斉藤美奈子ボツフォード

「下町女子友洒落乙漫画」

ビーズやリボンや雑貨を買いに行くとクタクタになるまで時間を忘れてしまう東京下町。
歩けば歩くほど面白い下町の迷宮で観察できるお洒落女子を浮世絵風に描いてみました。

さか井美ゆき

「Go East」

東京に住むならもちろん中央線沿線!
吉祥寺、国分寺、さらに国立と、西に流れて行った私にとって、東に出向く時は遠足心地。
自分にお土産を買いたくなるような、まるで異国にいるような。

阪口笑子

「昭和の木場」

『木村伊兵衛の昭和』 という写真集は私の座右の書のひとつになっている。
そこには子供たちの顔が活き活きと輝いていた。

さかたしげゆき

「上野動物園懸垂式モノレール」

上野動物園の初代モノレールです。
今の未来的デザインより当時のほうがより未来感があるのはなぜでしょう?
パンダもいいけど、モノレールも上野動物園の大事な見所です。

櫻井砂冬美

「東京スカイツリー」

東京スカイツリーです。飛ばなくても見えます。

佐々木悟郎

「清洲橋」

大都市の多くは港町だ。
港は貿易の玄関、そして異文化交流の場にもなる。
そこから内陸に向かって川や運河が主な交通網として使われ、都市は発展してきたわけだ。
東京の大動脈と言えるのが隅田川だが、ここには多くの橋が掛かっている。
勝鬨橋、永代橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、言問橋、白鬚橋・・・・・・どれも魅力的な橋ばかりだ。
中でも清洲橋はそのすっきりした優美なデザインと目に鮮やかな青が相俟って最も好きな橋である。
関東大震災の震災復興事業として永代橋と共に計画されたという。
欄干に立ち滔滔と流れる隅田川をながめると、移りゆくこのメトロポリスをずっと見守ってきた橋の気持ちが伝わるようで、胸がいっぱいになるのだ。

笹部紀成

「盆栽少女」

下町未来派エレクトリックガールは今日も盆栽のお手入れにいそしんでいる事でしょう。

ささめやゆき

「上野動物園 ウタイ」

わたしは上野動物園のウタイです
みなさんにお願いがあります
わたしの仲間のサタオ2世が密猟者に殺されました
たゞ牙をとるだけのためです
サタオ2世はケニアのツァボ国立公園の人気者の巨象でした
牙が50センチもあったのでねらわれたのです
アフリカ象はこの10年で41万5000頭から11万1000頭に減りました
人間に殺されたのです
どうか装飾品や薬をつくるために私たちを殺さないで下さい

佐藤香苗

「土手デート」

東京下町の大きな川と広い土手。
それが生活圏内にあったけど特別意識することなくなんとなく過ごした高校時代。
今も時々思う、制服でデートしたかった……という手遅れの願望を描きました。

佐藤昌美

「上野のスズメ」

上野のスズメはとてもフレンドリー。
それは不忍池のまわりに多くのスズメ小父さん、小母さんがいるから。手乗りになってパンクズを食べるスズメ達と小父さんを、あたたかく見守ってます。

信濃八太郎

「銀座みゆき通り 4:00PM」

通りに夕暮れの陽が射して色めき始める時間に、あの辺りを散歩するのが好きです。
配達の車。通りに立つ男。
ビルに入ってく女。
これから始まる物語を勝手に妄想して歩いていると車に轢かれそうになりますのでよく注意しましょう。

篠崎三朗

「ポンプのある露地」

下町の露地で、東京が江戸と呼ばれていた時代から続いている、井戸端に出合うこともある、初めての場所でも、何か懐かしさを感じさせてくれるのが下町である

下谷二助

「落としもの」

失くしたものが再び手許に戻るというのは、なんと感動的ではないか。
それがふんどしだったりすれば、こりゃあもう死んでもいいという気分だ。
ふんどしさん、ありがとう・・・・・・。これが東京東に特有の現象なのだ。

霜田あゆ美

「浅草演芸ホール」

どつきどつかれ50年。夫婦漫才だとおもったら、師匠と弟子だった。
夫婦ではない男女のコンビにはどんな情があったのだろう。
想像すると、なんとなくやさしい気持ちになるから不思議。
どつかれてるのに。

下村 勝

「朝顔と横綱」

下町を連想して思いうかぶまま描いてみました。

白肌4

「人情噺」

「たがや~」 って、侍の首が天高く・・・・・・。
江戸のレジスタンス。
昔は面白い話があったんだね。

城芽ハヤト

「水辺の東京」

正面をビルに塞がれてても、角を曲がれば水辺がある。
東京東にイカしたおネェちゃんが多いのは、視線が水面と一致するこの平らな空気感のおかげかも。
スカイツリー駅から出る水陸両用バス 「スカイダック」 は、東大島にある川の駅で旧中川にダイブする! 水辺上等!

スガミカ

「変わらない場所」

父と何度もデートした上野。
どんなにくたくたに疲れても、美術館だけは頑張って歩いたなぁ。

鈴木 圭

「早朝デート」

朝の風景を描きました。

ソリマチアキラ

「寿司」

子供の頃、家族で初詣はよく浅草寺へ出掛けた。
仲見世で獅子舞のオモチャなんかを買ってもらったのを思い出す。
今は浅草へ行くと池波正太郎が行きつけていたような昔からある江戸前の寿司屋に入りたくなる。
古いカウンターに座る夕暮れ時、浅草の空気に包まれる。

高橋キンタロー

「職人の道具」

伝統工芸の道具に惹かれます、職人の技を支える道具たち。
長い時間をかけて手になじむ寡黙で頑固な形。

竹井千佳

「蝶々」

東京東と聞いて思いついたのが吉原でした。
吉原の遊女を描いた映画などが好きで吉原遊郭への憧れがあります。
華やかだけれど切ない。
タイムマシーンがあれば覗いてみたいです。

田島征三

「下町を歩くヨースケさん」

敬愛する井上洋介さんは、スケッチブックを持って下町散歩。
ぼくの頭の中で今日も、洋介さんは歩いてる。

田代 卓

「鯛車」

昔、浅草で購入した張子の鯛車を少々アレンジして描いてみました。

田嶋 健

「日暮里の空」

朝倉文夫のアトリエだった朝倉彫塑館は増改築を繰り返して普通じゃない空間が広がっている。
建物の真ん中に池あり、屋上庭園あり、ところどころに作品が並ぶ。
昔東京に住んでいた私は、彫塑館の古さのなかに新鮮さを感じ、何度も通った。

田尻真弓

「猫天国」

『東京東』 と聞いて一番に浮かんだのは建物でも食べ物でもなく 『猫』 。
東京なのに。
都会なのに。
住みやすいんだね。
猫天国だ。

多田景子

「浅草アラモード」

東京に住んでいると意外と行かない、ザ!観光地浅草に家族で行ってきました。
老舗天ぷら屋さん→雷門→仲見世通り→浅草寺→最後は老舗バーで大人は電気ブラン、子供はプリンアラモード。
外国人観光客が多いので異国気分も味わえます。

谷口広樹

「あんみつ」

あんみつが好きだ。
1930年銀座 「若松」 二代目森半次郎か、38年銀座 「月ヶ瀬」 俳人橋本夢道のどちらかが考案したらしい。
上野や浅草のものも有名だが、どこのものも当たり外れはないが旨いものは妙に旨く目が細くなってしまう。

タムラフキコ

「築地のせり」

全国に市場はあるけれど 他では 良すぎて売れ残ってしまったり、何か難があって売れ残る魚も 築地にもってくれば 上から下まで全部買い手がついてゆく。
それで築地に魚が集まってくるのだそうです。

タラジロウ

「浅草奇怪堂」

以前、浅草に住んでた頃、確かこういうお店があったような気 (奇) がしましたが、いろいろ調べた結果、やっぱり気 (奇) のせいでした……。

天明幸子

「やなかねこ」

昔、みんなで 「谷中ぎんざ」 へ飲みに行ったことがあります。
当時はそんなに人も多くなくて、路地に花が咲いていて、猫がいて・・・・・・。
今回調べてみたら、公式キャラクターが猫なんですね! 納得ですw

唐仁原多里

「Angelusの梅ダッチコーヒー」

浅草に行った時にAngelusに寄りました。
手塚治虫も常連だったというこの喫茶店はレトロな雰囲気でとても落ち着きます。
また行ってみたいです。

唐仁原教久

「荷風の靴」

永井荷風は山の手育ちながら下町の散策が大好きだった。
そんな中、荷風五十八歳、発表されたのが名作 『濹東綺譚』 。
この散歩は晩年まで続く、この靴は何百回となく下町の地を踏み、下町を良く知っている。

とどろきちづこ

「タビビト、下町で。」

光を消した東京・下町へ想いを巡らせて、地図模様にしてみました。

中島陽子

「METRO : G」

東京らしくてふつうの風景、地下鉄を描きたいと思いました。

中村幸子

「アイスキャンデーとビー玉ラムネと紙風船」

下町の昼下がり、しろねことデート。
ビー玉の入ったラムネをゴックンしたら、やっぱり下町がすき。

中山尚子

「はっけよいのこった」

東京はいつまでも憧れの地です。
中でも下町風情の残る東東京はホッと出来る場所ですね。
作品は両国の相撲と浅草朝顔市を組み合わせて描いてみました。

永井もりいち

「東大江戸双六」

東京のお祭り、文化をポップな表現で描いてみました

ナガノホナミ

「谷中のお皿」

谷中ぎんざ商店街に、お皿を売っているお店がありました。
観光客が多く、色々な国の方も、お皿をお土産にしているようでした。
誰かにプレゼントしたり、ご自身で使われるのでしょうか……?
下町は、ほんわかして、とても平和でした。

西山寛紀

「浅草 ・ 人力車」

東京浅草。人力車が走る町中は江戸の情緒と昭和の郷愁が入り混じる。

西山竜平

「綾瀬」

昔ながらの町並みと、それをまたぐ高架橋。
低い屋根の集まりから突き出す真新しいマンション。
古いものと新しいものが密集している場所。

二宮由希子

「下町文豪ベイビィズ」

東京下町生まれの作家を調べてみると、なるほど納得の人もいれば、ちょっと意外な人も。
センダンハフタバヨリカンバシと申しますが、彼ら文豪ベイビィたちはどんな大器ぶりを発揮していたのでしょうか?

ネモト円筆

「路地裏」

少し遠回りして歩いてみようか。
お店や景色の新しい発見があったりする。
下町の路地、それも路地裏はワクワク感いっぱいの迷路だな。

根本 孝

「東京東町工場(株式会社 ニッカツ製作所)」

この町工場は江戸時代は研屋だった。
明治大正は巻バネ製造。戦前戦後と工業用の精密部品の製造。
平成に入り技術の高さで世界の注目の的となった。
が、実はその陰で宇宙人の依頼でUFOの部品も作っていたのだった。

野村俊夫

「おじいちゃん」

亡き祖父が指輪職人で、長屋住まいの片隅で仕事をしていました。
幼いころよく遊びに行ったので、職人さんのカッコよさを知らず知らず感じていたのだと思います。
憧れて私も職人になりました。

野村美也子

「マス席」

蔵前国技館での相撲観戦が、東京東といって思い出せる最初の記憶である。
今は亡き父に連れられ何度か足を運んだが、相撲を見た記憶はほとんどない。
覚えているのは、出方さんに案内され座ったマス席で、焼き鳥やあんみつ、甘栗などをひっきりなしに食べながら 、いったいここは何なんだ? と子供心に思ったその非日常。

鴻 奈緒

「横丁の横顔」

平日午後4時過ぎ。
既に店内は待ちきれないお客たちの熱気で充満し、不揃いのパイプ椅子とともに軒先にまでせり出してきている。
壁や道端のシミでさえ、街を彩るデザインのようだ。

長谷川慶子

「東京下町散歩」

日暮里にある、某老舗お団子屋さんの餡団子が大好きです。
文豪と和菓子に目がない私には堪らないお店!
お団子を楽しんだ後はちょっと足をのばして谷中へ野良猫たちを愛でに行けば、それはもう最高の休日であります?

秦 直也

「光る眼」

東東京のとある風景を描きました。東京は光る眼がいっぱい。

初谷佳名子

「ホホホ ホッピー! 」

お友達と浅草で遊んだときのことを思い出しながらかきました。
焼き菓子がうれしそうにしています。

濱 愛子

「福助とお福」

今戸人形 「福助とお福」 を描きました。
(落語の演目のひとつです)

日端奈奈子

「七夕まつり」

「下町七夕まつり」 は浅草から上野にかけての 「浅草かっぱ橋本通り」 で毎年7月七夕に行われる地元商店街のお祭り。
七夕の吊飾りの煌きとダンサーたちを描きました。

平澤一平

「美味しい下町」

父親が 「もう一度食べたい」 と言った 「長命寺の桜もち」 と 「言問団子」 、日本画家だった大叔父の好物の 「神田きくかわ」 のうなぎなど美味しい下町グルメを描きました。
それを狙う猫も描き加えました。

平松尚樹

「となり横丁へ初めてのお使い」

横丁は下町の 「顔」 のようなもの……。
ひとつひとつの横丁にそれぞれの 「個性」 と 「匂い」 があります。
子供達はその横丁という暖かい生簀のなかで伸伸と学び、遊び、社会を観察して立派に巣立ってゆきます。
横丁への小さな旅も楽しいもの……お休みの日などおためしを……。
横丁の旅の楽しさは、矢吹申彦氏の名著 『東京の100横丁』 をご祥覧ご一読ください。

ヒロ杉山

「SUMO」

子供の頃、一度だけ蔵前国技館に相撲を見に行った事があった。
子供の頃の私にはそこは時間が止まった別世界のように見えた。

廣中 薫

「東京もんじゃSHOW」

友人達とM氏宅へ訪問後、近所のもんじゃ焼き屋へ。
鉄板シャシャーっ M氏の無駄なく美しいヘラさばき!
皆で真剣に土手を作り、水分蒸発でパリパリ美味しい食感誕生!!
下町文化とチームプレー、大感動ライブな味でした。

ヒロミチイト

「西郷どーん!」

仕事の取材で、荒川の土手に何回か行ったことがある。
とても気持ちの良い空間で、川沿いの歩道をゆっくり歩いた。
東京は、田舎よりも、時間の流れが速いと感じていたのだが、こんな場所もあるんですね。
また行ってみたいなぁ。

藤井紗和

「浅草のつげ櫛」

浅草、伝法院通りにつげ櫛屋さんがある。
最近は櫛を使う女性をあまり見ないが、
「一櫛 二帯 三小袖」 と詠われたように、
江戸の女性達にとって必須おしゃれアイテムだったようである。
実用品として優れており、とても美しい。

藤枝リュウジ

「まんじゅうこわい」

落語の舞台は下町が多い。噺家たち。笑いと涙の芸。

舟橋全二

「線香花火」

ぼくの子供の頃は、町という町は全て 「下町」 でありました。
自分の家にテレビはまだ無し。
いつも近所の仲間と外で遊んでいた。
夏は花火。特に線香花火が好き。あの火花が消えた後の何とも言えない寂しさがなつかしい。

古川タク

「大川端リバーシティ21」

いま、「東京逍遥」 という自主制作短篇アニメーションを作っています。
その中にも出てくるワンシーンです。

古谷充子

「花川戸助六」

歌舞伎の色男の代名詞、 「花川戸の助六」 。
花川戸という地名を、地図で見つけた時には心躍りました。浅草は浅草寺の横辺り。
絵は、助六が誰かれ構わず喧嘩を売って 「股をくぐれ」 と脅している所です。

ほししんいち

「砂町の銭湯…全裸にて」

ボキは亀戸の賛育会病院で産湯につかり、小学1年生の冬まで砂町で暮らしました。
よく銭湯で滑って、頭を打ったなぁ……全裸にて

星野ちいこ

「清澄路地観察」

お墓参りの帰りに、たまに清澄白河で散歩をします。
楽しみなのは路地の植物を見ること。
敷地をこえてフリーダムに置かれた鉢植えたちは、新しさと古さ両方を持つ街の面白さに一役買っていると思います。

マスリラ

「東京東アジアグルメ旅 (錦糸町)」

錦糸町駅裏はアジアがギュッと詰まったエリア。
ふらりと入った店のマトンビリヤニは、器は三島土鍋ながら、本場の味。美味!
ずうっと店先で立ち話していたインドの3人組が写真を撮らせてくれた。
東京東アジアグルメ旅へあなたも是非!

松尾たいこ

「春うららスカイツリー」

スカイツリーと隅田川の春を描きました。大人気のエリアですよね。
遠くから眺めても、隅田川から船で見ても、もちろん登ってもよし。
訪れた方が 「東京大好き」 「また来たい」 って思ってくれると嬉しいです。

松倉香子

「三日月にて」

花の生産地や、金魚の養魚場など東京でも東の方に存続していますね。
そして、下町といえば猫。洋猫の野良もみかけたり、玄関先には引き戸に植木鉢、東京東には何だか落ち着く光景がいっぱいです。

松本孝志

「ごっつぁんになります」

妻と二人で散歩部を作り活動している。目的は健康、路地考察、美味発見。
その日の気分で方向を決め地下鉄に乗る。このところ下町方面が多い。
くねくねと路地を散策した後、地元の店で夕食の材料を買うのも楽しい。

真鍋太郎

「落語 「猫と金魚」」

寄席に足を運んでいた若い頃、帰りは薮そばか蓮玉庵に寄り道をして、余韻を楽しんだ。
粋でいなせな、江戸っ子風情が今も好きで、古今亭志ん朝をレコードで聴いているとそばを食べたくなるのは、不思議だニャア !!

真々田ことり

「スカイツリー」

隅田川大橋からみたスカイツリーです。
隅田川大橋からは清洲橋とスカイツリー、永代橋と高層マンション群を左右に眺めることができます。
日暮れには水上バスや屋形船に灯がともり、宝石のような美しい夜景をふたつ同時に楽しめます。

丸山誠司

「深川の芭蕉庵」

松尾芭蕉は江戸深川の芭蕉庵で多くの俳句を生みだした。
「おくのほそ道」 への旅立ちもここからである。
俳句絵本 『芭蕉さん』 (講談社)見てみてください。

みずうちさとみ

「落語 『百年目』 向島花見」

店に内緒で幇間、芸者を引き連れて船でお花見に来た番頭さん。
お酒が入り、顔に扇子をつけて鬼ごっこを始めたが、捕まえたのは何と店の旦那様だった……。
江戸時代、三囲神社の鳥居の頭は対岸からも見えたので名所のひとつでした。

水上みのり

「下町の風景」

私の持つ下町のイメージは、子供とばあちゃんと猫!

水沢そら

「こどものみせ、おとなのひみつ」

こういった感じの駄菓子屋も、最近ではあまりみかけなくなりました。
それにしても、この2人は夫婦なのか、兄弟なのか、未亡人と出入りの業者なのか。

南 伸坊

「東京東 昭和のマッチラベル」

昔のマッチラベルの模写です。
小さなスペースにさまざまなサービス精神が投入されてるこのジャンルが大好き。
コドモの頃、近所に木版でマッチラベルを作る職人さんがいて、そばで二時間、三時間、飽きずに見てました。

ミナミタエコ

「花鳥風月」

下町のくらしの中にある人情、伝統、粋な文化。
そんな風情のある暮らしをイメージして描きました。

ミヤギユカリ

「江戸切子」

今回のテーマで最初に思い浮かんだのが江戸切子でした。
伝統の模様とガラスから透ける光の美しさに惹かれました。

ミヤタチカ

「雷門」

目の前で描きたいと思い向かった夜の雷門は、ライトアップされていて一段とかっこよかった。
途中、雨が降り始めてインクが滲んでしまったけど、ほろ酔いのおじさんに話しかけられたりと、嬉しそうに行き交う人々の中で描けて楽しかった。

村井和章

「横顔もステキ」

建物の内部空間の美しさは息を飲むものがあるが、横からの外観にも美しさのマジックが隠されている。

村田善子

「お相撲さんのそぞろ歩き」

ゆかた姿にちょっとみだれ髪のお相撲さんに街中で遭遇してみたい。
ぞろぞろとそぞろ歩くお相撲さん。ゆかたの柄も際立ちます。

もとき理川

「日本銀行」

のっけから恐縮ですが、お金が好きです。
下町でお金といえば、思い浮かぶのは日本橋の此処。
ネオバロック建築の社屋は品格に溢れています。
三代国貞「大日本帝国政府日本銀行全景」と同じ構図にしてみました。

森 英二郎

「墨田区横川 Y鋼業所」

隅田川の言問橋を渡って向島を過ぎてもっと奥へ行くと下町情緒というよりは、時代に取り残されたかのような寂れた商店街や今にも崩れそうな長屋や小さな作業所がある町に出る。
私が今住んでいる町である。

森 学

「ROOFTOP HUT」

下町の町家スタイル+屋上HUT (小屋) です。

八木美穂子

「谷中・愛玉子」

大学の近所に昔からあった店。もう無くなっていると思ったらまだありました。

矢吹申彦

「下町ロケット」

ブリキのオモチャが隆盛をきわめた時代、下町のそこかしこで、ブリキ板をプレス機にかけるガッチャン、ガッチャンという音が鳴り響いていた。
そのブリキのオモチャも工場も今は昔。懐かしいと云うより、良い時代だった。

山口はるみ

「寅さんがいた。」

今では寅さんは葛飾区柴又駅前に銅像になって立っていらっしゃいます。
かつて話の特集句会に参加していた頃、月一回 「風天」 さんとご一緒し楽しいひとときを過ごしたのが懐かしい思い出です。

山口マサル

「長屋のみんなで東京ツアー」

下町も山の手もだんだん区別がしにくくなっていく東京の上空を熊さん八っつぁん達一行が眺めたら変貌に驚くことでしょう。

山崎綾子

「広い空のある場所 水元公園」

湖のような小合溜の周りに、メタセコイアやポプラ並木など自然が溢れ動植物も沢山。
アオバトという黄色い鳩もいるそうです。
以前青年の家があり、合宿中は空が広く東京なのに森の中で過ごしているよう。
甘辛い青春の思い出の場所です。

山﨑杉夫

「浅草ホッピー通り」

昼間から賑わっているこの通りでこの春に初めて飲んだ。
店内はもちろん、外を歩く人達も向かいの店も視界360度みんな酔っぱらっていて、笑顔ばかりで壮観だ。
こういう活気ある場所はずっと残ってほしいものですね。

山崎のぶこ

「猫町」

猫町は東東京にありました。以前から気になっていた町です。
私は、手作りのほかほかのよもぎのお団子を食べて、そのあとシャボン玉を一つ買いました。
そこは、なんだかとても懐かしい気持ちになる、不思議な町でした。

山﨑若菜

「Old town robot」

下町にありそうなモチーフでロボットを描きました。

山下以登

「昭和アジアン」

下町の路地裏には居間がはみ出している、という私の幻想の昭和ノスタルジー

山田博之

「コントンさんと カオスちゃん」

東京スカイツリーをメインに、東京東をイメージしたモチーフを和紙にプリントし、コラージュしました。

山本重也 (Shige)

「昭和」

昭和の時代、下町のそこかしこで繰り広げられていた子供達の遊ぶ姿を描きました。

吉岡里奈

「浅草の天丼」

浅草で食べた天丼を描きました。
私にとっての下町はなぜか浅草の天丼なのです。

吉實 恵

「向島百花園」

永井荷風も憩いに来たかな?

若林 夏

「下町スーパー」

上京して初めて住んだのはまさに東京下町でした。
一番通ったのはスーパー。
田舎の広々スーパーしか馴染みがなかったので、東京の所狭しにごちゃごちゃ豊富にある食材や日用雑貨に東京を強く感じました。

渡辺浮美生

「北斎の雲と花と世界一と」

スカイツリーが見える所に住んでいる。
機会があればと思っていたので迷わず描いた。
北斎ゆかりの地でもあるので北斎の雲を頂き、あとは夏を代表する花で飾った。
それに、おまけを付けて見たが……。

わたべめぐみ

「谷中のネコ」

谷中にはネコがたくさんいます。
東照宮の眠り猫じゃないけれど、ネコが安心して暮らせる場所は平和な場所だと思うのです。
そんな場所が世界中、ひとつでも増えることを願うばかりです。